小正月の澄み渡った快晴の午後、傾き始めた陽光を受けて南アルプスが立体的に浮かび上がった姿を、中央アルプス宝剣岳直下に広がるホテル千畳敷の前庭より撮影しました。
中央アルプス千畳敷は南アルプスを西側から一望できる絶好の地ですが、春から夏にかけては空気中の水蒸気量が多いため雲が湧きやすく南アルプス全体の望む機会は殆どありません。
南アルプスを立体的にくっきりと眺めることができるタイミングは、空気が乾燥して陽の光が斜めに差し込む晩秋から早春の午後となります。
一旦は2017年12月に撮影を行いましたが、この冬は例年になく積雪が少なかったため富士山の色が黒みがかってしまい、年が明けた2018年1月中旬に再訪して撮影を行いました。
千畳敷には、しらび平より日本最高所の
駒ヶ岳ロープウェイ が運行されており、晴れたタイミングを見計らって登ることができるのが魅力です。
最近では「年間パスポート」も販売され、気軽に高山にアクセスできる手段が提供されています。